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第4課 裾の長い晴れ着

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작성자 김형수 작성일11-04-15 21:42 조회2,674회 댓글0건

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第4課 裾の長い晴れ着

暗唱聖句
【口語訳】 創 37:3 ヨセフは年寄り子であったから、イスラエルは他のどの子よりも彼を愛して、彼のために長そでの着物をつくった。
【新共同訳】 創 37:3 イスラエルは、ヨセフが年寄り子であったので、どの息子よりもかわいがり、彼には裾の長い晴れ着を作ってやった。
【新改訳改訂第3版】 創 37:3 イスラエルは、彼の息子たちのだれよりもヨセフを愛していた。それはヨセフが彼の年寄り子であったからである。それで彼はヨセフに、そでつきの長服を作ってやっていた。
【リビング・バイブル】 創 37:3 イスラエルはヨセフを、どの息子よりもかわいがっていました。 年をとってからの子だからです。 それで、飾りつきの特別製の服を作ってやりました。
<NKJV> Gen  37:3 Now Israel loved Joseph more than all his children, because he was the son of his old age. Also he made him a tunic of many colors.
<KJV> Gen 37:3 Now Israel loved Joseph more than all his children, because he was the son of his old age: and he made him a coat of many colours.
<NIV> Gen 37:3 Now Israel loved Joseph more than any of his other sons, because he had been born to him in his old age; and he made a richly ornamented {[3] The meaning of the Hebrew for <richly ornamented> is uncertain; also in verses 23 and 32.} robe for him.
<TEV> Gen 37:3 Jacob loved Joseph more than all his other sons, because he had been born to him when he was old. He made a long robe with full sleeves for him.
J-ばいぶるHEBREW 原書講読画面Gen 37:3
~ynIquz>-!b,-yKi wyn"B'-lK'mi @seAy-ta, bh;a' laer'f.yIw>
tn<toK. Al hf'['w> Al aWh
~ySiP;
sP; tn<ToKu l hf[ w l aWh ~ynIWqz> !Be yKi !Be lKo !mi @seAy tae bha laer'f.yI w
<文法解析ノート> Gen 37:3
1> w (接続詞) @PcN [51275] <10012> …と…
2> laer'f.yI (固有名詞) @npN [2515] <3478> イスラエル
3> bha (動詞Qal完3男単) @vqp3msN [219] <157> 愛する,愛好する
4> tae (定目的語記号) @PoN [11873] <853> 目的格記号
5> @seAy (固有名詞) @npN [214] <3084> ヨセフ
6> !mi (前置詞) @PpN [7717] <4480> ~から,~より
7> lKo (普通名詞男単合成形) @ncmscN [5520] <3605> 全部,みんな,どの,それぞれ,おのおの
8> !Be (普通名詞男複合成形接尾辞3男単) @ncmpcX3msN [4942] <1121> 子,息子,子孫,メンバー,~の人
9> yKi (前置詞) @PpN [4488] <3588>なぜなら,~なので,しかし,確かに,~以外,本当に,たとえ~でも,
10> !Be (普通名詞男単合成形) @ncmscN [4942] <1121>子,息子,子孫,メンバー,~の人
11> ~ynIWqz> (普通名詞男複) @ncmpN [4] <2208>年寄り,老年,際立った老齢
12> aWh (独立形代名3男単) @pi3msN [1413] <1931>彼,彼女,それ,あれ,自身
13> l (前置詞接尾辞3男単) @PpX3msN [20687] <10011>(方向を示す)に,(所有を表す)の,~に関して
14> w (接続詞) @PcN [51275] <10012>…と…
15> hf[ (動詞Qal完3男単) @vqp3msN [2640] <6213>行なう、実行する
16> l (前置詞接尾辞3男単) @PpX3msN [20687] <10011>(方向を示す)に,(所有を表す)の,~に関して
17> tn<ToKu (普通名詞女単) @ncfsN [13] <3801>長服
18> sP; (普通名詞男複) @ncmpN [7] <6446>(手の)先,手のひら

日曜日  不幸な家庭の始まり
問1
【口語訳】 創 [ 24 章]
  24:1 アブラハムは年が進んで老人となった。主はすべての事にアブラハムを恵まれた。 24:2 さてアブラハムは所有のすべてを管理させていた家の年長のしもべに言った、「あなたの手をわたしのももの下に入れなさい。 24:3 わたしはあなたに天地の神、主をさして誓わせる。あなたはわたしが今一緒に住んでいるカナンびとのうちから、娘をわたしの子の妻にめとってはならない。 24:4 あなたはわたしの国へ行き、親族の所へ行って、わたしの子イサクのために妻をめとらなければならない」。 24:5 しもべは彼に言った、「もしその女がわたしについてこの地に来ることを好まない時は、わたしはあなたの子をあなたの出身地に連れ帰るべきでしょうか」。 24:6 アブラハムは彼に言った、「わたしの子は決して向こうへ連れ帰ってはならない。 24:7 天の神、主はわたしを父の家、親族の地から導き出してわたしに語り、わたしに誓って、おまえの子孫にこの地を与えると言われた。主は、み使をあなたの前につかわされるであろう。あなたはあそこからわたしの子に妻をめとらねばならない。 24:8 けれどもその女があなたについて来ることを好まないなら、あなたはこの誓いを解かれる。ただわたしの子を向こうへ連れ帰ってはならない」。 24:9 そこでしもべは手を主人アブラハムのももの下に入れ、この事について彼に誓った。 24:10 しもべは主人のらくだのうちから十頭のらくだを取って出かけた。すなわち主人のさまざまの良い物を携え、立ってアラム・ナハライムにむかい、ナホルの町へ行った。 24:11 彼はらくだを町の外の、水の井戸のそばに伏させた。時は夕暮で、女たちが水をくみに出る時刻であった。 24:12 彼は言った、「主人アブラハムの神、主よ、どうか、きょう、わたしにしあわせを授け、主人アブラハムに恵みを施してください。 24:13 わたしは泉のそばに立っています。町の人々の娘たちが水をくみに出てきたとき、 24:14 娘に向かって『お願いです、あなたの水がめを傾けてわたしに飲ませてください』と言い、娘が答えて、『お飲みください。あなたのらくだにも飲ませましょう』と言ったなら、その者こそ、あなたがしもべイサクのために定められた者ということにしてください。わたしはこれによって、あなたがわたしの主人に恵みを施されることを知りましょう」。 24:15 彼がまだ言い終らないうちに、アブラハムの兄弟ナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘リベカが、水がめを肩に載せて出てきた。 24:16 その娘は非常に美しく、男を知らぬ処女であった。彼女が泉に降りて、水がめを満たし、上がってきた時、 24:17 しもべは走り寄って、彼女に会って言った、「お願いです。あなたの水がめの水を少し飲ませてください」。 24:18 すると彼女は「わが主よ、お飲みください」と言って、急いで水がめを自分の手に取りおろして彼に飲ませた。 24:19 飲ませ終って、彼女は言った、「あなたのらくだもみな飲み終るまで、わたしは水をくみましょう」。 24:20 彼女は急いでかめの水を水ぶねにあけ、再び水をくみに井戸に走って行って、すべてのらくだのために水をくんだ。 24:21 その間その人は主が彼の旅の祝福されるか、どうかを知ろうと、黙って彼女を見つめていた。 24:22 らくだが飲み終ったとき、その人は重さ半シケルの金の鼻輪一つと、重さ十シケルの金の腕輪二つを取って、 24:23 言った、「あなたはだれの娘か、わたしに話してください。あなたの父の家にわたしどもの泊まる場所がありましょうか」。 24:24 彼女は彼に言った、「わたしはナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘です」。
24:25 また彼に言った、「わたしどもには、わらも、飼葉もたくさんあります。また泊まる場所もあります」。 24:26 その人は頭を下げ、主を拝して、 24:27 言った、「主人アブラハムの神、主はほむべきかな。主はわたしの主人にいつくしみと、まこととを惜しまれなかった。そして主は旅にあるわたしを主人の兄弟の家に導かれた」。 24:28 娘は走って行って、母の家のものにこれらの事を告げた。 24:29 リベカにひとりの兄があって、名をラバンといった。ラバンは泉のそばにいるその人の所へ走って行った。 24:30 彼は鼻輪と妹の手にある腕輪とを見、また妹リベカが「その人はわたしにこう言った」というのを聞いて、その人の所へ行ってみると、その人は泉のほとりで、らくだのそばに立っていた。 24:31 そこでその人に言った、「主に祝福された人よ、おはいりください。なぜ外に立っておられますか。わたしは家を準備し、らくだのためにも場所を準備しておきました」。 24:32 その人は家にはいった。ラバンはらくだの荷を解いて、わらと飼葉をらくだに与え、また水を与えてその人の足と、その従者たちの足を洗わせた。 24:33 そして彼の前に食物を供えたが、彼は言った、「わたしは用向きを話すまでは食べません」。ラバンは言った、「お話しください」。 24:34 そこで彼は言った、「わたしはアブラハムのしもべです。 24:35 主はわたしの主人を大いに祝福して、大いなる者とされました。主はまた彼に羊、牛、銀、金、男女の奴隷、らくだ、ろばを与えられました。 24:36 主人の妻サラは年老いてから、主人に男の子を産みました。主人はその所有を皆これに与えました。 24:37 ところで主人はわたしに誓わせて言いました、『わたしの住んでいる地のカナンびとの娘を、わたしの子の妻にめとってはならない。 24:38 おまえはわたしの父の家、親族の所へ行って、わたしの子に妻をめとらなければならない』。 24:39 わたしは主人に言いました、『もしその女がわたしについてこない時はどういたしましょうか』。 24:40 主人はわたしに言いました、『わたしの仕えている主は、み使をおまえと一緒につかわして、おまえの旅にさいわいを与えられるであろう。おまえはわたしの親族、わたしの父の家からわたしの子に妻をめとらなければならない。 24:41 そのとき、おまえはわたしにした誓いから解かれるであろう。またおまえがわたしの親族に行く時、彼らがおまえにその娘を与えないなら、おまえはわたしにした誓いから解かれるであろう』。 24:42 わたしはきょう、泉のところにきて言いました、『主人アブラハムの神、主よ、どうか今わたしのゆく道にさいわいを与えてください。 24:43 わたしはこの泉のそばに立っていますが、水をくみに出てくる娘に向かって、「お願いです。あなたの水がめの水を少し飲ませてください」と言い、 24:44 「お飲みください。あなたのらくだのためにも、くみましょう」とわたしに言うなら、その娘こそ、主がわたしの主人の子のために定められた女ということにしてください』。 24:45 わたしが心のうちでそう言い終らないうちに、リベカが水がめを肩に載せて出てきて、水をくみに泉に降りたので、わたしは『お願いです、飲ませてください』と言いますと、 24:46 彼女は急いで水がめを肩からおろし、『お飲みください。わたしはあなたのらくだにも飲ませましょう』と言いました。それでわたしは飲みましたが、彼女はらくだにも飲ませました。 24:47 わたしは彼女に尋ねて、『あなたはだれの娘ですか』と言いますと、『ナホルとその妻ミルカの子ベトエルの娘です』と答えました。そこでわたしは彼女の鼻に鼻輪をつけ、手に腕輪をつけました。 24:48 そしてわたしは頭をさげて主を拝し、主人アブラハムの神、主をほめたたえました。主は主人の兄弟の娘を子にめとらせようと、わたしを正しこに導かれたからです。 24:49 あなたがたが、もしわたしの主人にいつくしみと、まことを尽そうと思われるなら、そうとわたしにお話しください。そうでなければ、そうでないとお話しください。それによってわたしは右か左に決めましょう」。 24:50 ラバンとベトエルは答えて言った、「この事は主から出たことですから、わたしどもはあなたによしあしを言うことができません。 24:51 リベカがここにおりますから連れて行って、主が言われたように、あなたの主人の子の妻にしてください」。 24:52 アブラハムのしもべは彼らの言葉を聞いて、地に伏し、主を拝した。 24:53 そしてしもべは銀の飾りと、金の飾り、および衣服を取り出してリベカに与え、その兄と母とにも価の高い品々を与えた。 24:54 彼と従者たちは飲み食いして宿ったが、あくる朝彼らが起きた時、しもべは言った、「わたしを主人のもとに帰らせてください」。 24:55 リベカの兄と母とは言った、「娘は数日、少なくとも十日、わたしどもと共にいて、それから行かせましょう」。 24:56 しもべは彼らに言った、「主はわたしの道にさいわいを与えられましたから、わたしを引きとめずに、主人のもとに帰らせてください」。 24:57 彼らは言った、「娘を呼んで聞いてみましょう」。 24:58 彼らはリベカを呼んで言った、「あなたはこの人と一緒に行きますか」。彼女は言った、「行きます」。 24:59 そこで彼らは妹リベカと、そのうばと、アブラハムのしもべと、その従者とを送り去らせた。 24:60 彼らはリベカを祝福して彼女に言った、/「妹よ、あなたは、ちよろずの人の母となれ。あなたの子孫はその敵の門を打ち取れ」。 24:61 リベカは立って侍女たちと共にらくだに乗り、その人に従って行った。しもべはリベカを連れて立ち去った。 24:62 さてイサクはベエル・ラハイ・ロイからきて、ネゲブの地に住んでいた。 24:63 イサクは夕暮、野に出て歩いていたが、目をあげて、らくだの来るのを見た。 24:64 リベカは目をあげてイサクを見、らくだからおりて、 24:65 しもべに言った、「わたしたちに向かって、野を歩いて来るあの人はだれでしょう」。しもべは言った、「あれはわたしの主人です」。するとリベカは、被衣で身をおおった。 24:66 しもべは自分がしたことのすべてをイサクに話した。 24:67 イサクはリベカを天幕に連れて行き、リベカをめとって妻とし、彼女を愛した。こうしてイサクは母の死後、慰めを得た。
【新共同訳】 創 [ 24章 ]
  ◆イサクとリベカの結婚 24:1 アブラハムは多くの日を重ね老人になり、主は何事においてもアブラハムに祝福をお与えになっていた。 24:2 アブラハムは家の全財産を任せている年寄りの僕に言った。「手をわたしの腿の間に入れ、 24:3 天の神、地の神である主にかけて誓いなさい。あなたはわたしの息子の嫁をわたしが今住んでいるカナンの娘から取るのではなく、 24:4 わたしの一族のいる故郷へ行って、嫁を息子イサクのために連れて来るように。」 24:5 僕は尋ねた。「もしかすると、その娘がわたしに従ってこの土地へ来たくないと言うかもしれません。その場合には、御子息をあなたの故郷にお連れしてよいでしょうか。」 24:6 アブラハムは答えた。「決して、息子をあちらへ行かせてはならない。 24:7 天の神である主は、わたしを父の家、生まれ故郷から連れ出し、『あなたの子孫にこの土地を与える』と言って、わたしに誓い、約束してくださった。その方がお前の行く手に御使いを遣わして、そこから息子に嫁を連れて来ることができるようにしてくださる。 24:8 もし女がお前に従ってこちらへ来たくないと言うならば、お前は、わたしに対するこの誓いを解かれる。ただわたしの息子をあちらへ行かせることだけはしてはならない。」 24:9 そこで、僕は主人アブラハムの腿の間に手を入れ、このことを彼に誓った。 24:10 僕は主人のらくだの中から十頭を選び、主人から預かった高価な贈り物を多く携え、アラム・ナハライムのナホルの町に向かって出発した。 24:11 女たちが水くみに来る夕方、彼は、らくだを町外れの井戸の傍らに休ませて、 24:12 祈った。「主人アブラハムの神、主よ。どうか、今日、わたしを顧みて、主人アブラハムに慈しみを示してください。 24:13 わたしは今、御覧のように、泉の傍らに立っています。この町に住む人の娘たちが水をくみに来たとき、 24:14 その一人に、『どうか、水がめを傾けて、飲ませてください』と頼んでみます。その娘が、『どうぞ、お飲みください。らくだにも飲ませてあげましょう』と答えれば、彼女こそ、あなたがあなたの僕イサクの嫁としてお決めになったものとさせてください。そのことによってわたしは、あなたが主人に慈しみを示されたのを知るでしょう。」 24:15 僕がまだ祈り終わらないうちに、見よ、リベカが水がめを肩に載せてやって来た。彼女は、アブラハムの兄弟ナホルとその妻ミルカの息子ベトエルの娘で、 24:16 際立って美しく、男を知らない処女であった。彼女が泉に下りて行き、水がめに水を満たして上がって来ると、 24:17 僕は駆け寄り、彼女に向かい合って語りかけた。「水がめの水を少し飲ませてください。」 24:18 すると彼女は、「どうぞ、お飲みください」と答え、すぐに水がめを下ろして手に抱え、彼に飲ませた。 24:19 彼が飲み終わると、彼女は、「らくだにも水をくんで来て、たっぷり飲ませてあげましょう」と言いながら、 24:20 すぐにかめの水を水槽に空け、また水をくみに井戸に走って行った。こうして、彼女はすべてのらくだに水をくんでやった。24:21 その間、僕は主がこの旅の目的をかなえてくださるかどうかを知ろうとして、黙って彼女を見つめていた。 24:22 らくだが水を飲み終わると、彼は重さ一ベカの金の鼻輪一つと十シェケルの金の腕輪二つを取り出しながら、 24:23 「あなたは、どなたの娘さんですか。教えてください。お父さまの家にはわたしどもが泊めていただける場所があるでしょうか」と尋ねた。 24:24 すると彼女は、「わたしは、ナホルとその妻ミルカの子ベトエルの娘です」と答え、 24:25 更に続けて、「わたしどもの所にはわらも餌もたくさんあります。お泊まりになる場所もございます」と言った。 24:26 彼はひざまずいて主を伏し拝み、 24:27 「主人アブラハムの神、主はたたえられますように。主の慈しみとまことはわたしの主人を離れず、主はわたしの旅路を導き、主人の一族の家にたどりつかせてくださいました」と祈った。 24:28 娘は走って行き、母の家の者に出来事を告げた。 24:29 リベカにはラバンという兄がいたが、ラバンはすぐに町の外れの泉の傍らにいるその人のところへ走った。 24:30 妹が着けている鼻輪と腕輪を見、妹リベカが、「その人がこう言いました」と話しているのを聞いたためである。彼が行ってみると、確かに泉のほとりのらくだのそばにその人が立っていた。 24:31 そこで、ラバンは言った。「おいでください。主に祝福されたお方。なぜ、町の外に立っておられるのですか。わたしが、お泊まりになる部屋もらくだの休む場所も整えました。」 24:32 その人は家に来て、らくだの鞍をはずした。らくだにはわらと餌が与えられ、その人と従者たちには足を洗う水が運ばれた。 24:33 やがて食事が前に並べられたが、その人は言った。「用件をお話しするまでは、食事をいただくわけにはまいりません。」「お話しください」とラバンが答えると、 24:34 その人は語り始めた。「わたしはアブラハムの僕でございます。 24:35 主がわたしの主人を大層祝福され、羊や牛の群れ、金銀、男女の奴隷、らくだやろばなどをお与えになったので、主人は裕福になりました。 24:36 奥様のサラは、年をとっていましたのに、わたしの主人との間に男の子を産みました。その子にわたしの主人は全財産をお譲りになったのです。 24:37 主人はわたしに誓いを立てさせ、『あなたはわたしの息子の嫁を、わたしが今住んでいるカナンの土地の娘から選び取るな。 24:38 わたしの父の家、わたしの親族のところへ行って、息子の嫁を連れて来るように』と命じました。 24:39 わたしが主人に、『もしかすると、相手の女がわたしに従って来たくないと言うかもしれません』と申しますと、 24:40 主人は、『わたしは今まで主の導きに従って歩んできた。主は御使いを遣わしてお前に伴わせ、旅の目的をかなえてくださる。お前は、わたしの親族、父の家から息子のために嫁を連れて来ることができよう。 24:41 そのとき初めて、お前はわたしに対する誓いを解かれる。またもし、わたしの親族のところに行っても、娘をもらえない場合には、お前はこの誓いを解かれる』と言いました。 24:42 こういうわけで、わたしは、今日、泉の傍らにやって来て、祈っておりました。『主人アブラハムの神、主よ。わたしがたどってきたこの旅の目的を、もしあなたが本当にかなえてくださるおつもりなら、 24:43 わたしは今、御覧のように、泉の傍らに立っていますから、どうか、おとめが水をくみにやって来るようになさってください。彼女に、あなたの水がめの水を少し飲ませてください、と頼んでみます。 24:44 どうぞお飲みください、らくだにも水をくんであげましょう、と彼女が答えましたなら、その娘こそ、主が主人の息子のためにお決めになった方であるといたします。』 24:45 わたしがまだ心に言い終わらないうちに、リベカさまが水がめを肩に載せて来られたではありませんか。そして、泉に下りて行き、水をおくみになりました。わたしが、『どうか、水を飲ませてください』と頼みますと、 24:46 リベカさまはすぐに水がめを肩から下ろして、『どうぞお飲みください。らくだにも飲ませてあげましょう』と答えてくださいました。わたしも飲み、らくだも飲ませていただいたのです。 24:47 『あなたは、どなたの娘さんですか』とお尋ねしたところ、『ナホルとミルカの子ベトエルの娘です』と答えられましたので、わたしは鼻輪を鼻に、腕輪を腕に着けて差し上げたのです。 24:48 わたしはひざまずいて主を伏し拝み、主人アブラハムの神、主をほめたたえました。主は、主人の子息のために、ほかならぬ主人の一族のお嬢さまを迎えることができるように、わたしの旅路をまことをもって導いてくださいました。 24:49 あなたがたが、今、わたしの主人に慈しみとまことを示してくださるおつもりならば、そうおっしゃってください。そうでなければ、そうとおっしゃってください。それによって、わたしは進退を決めたいと存じます。」 24:50 ラバンとベトエルは答えた。「このことは主の御意志ですから、わたしどもが善し悪しを申すことはできません。 24:51 リベカはここにおります。どうぞお連れください。主がお決めになったとおり、御主人の御子息の妻になさってください。」 24:52 アブラハムの僕はこの言葉を聞くと、地に伏して主を拝した。 24:53 そして、金銀の装身具や衣装を取り出してリベカに贈り、その兄と母にも高価な品物を贈った。 24:54 僕と従者たちは酒食のもてなしを受け、そこに泊まった。次の朝、皆が起きたとき、僕が、「主人のところへ帰らせてください」と言うと、 24:55 リベカの兄と母は、「娘をもうしばらく、十日ほど、わたしたちの手もとに置いて、それから行かせるようにしたいのです」と頼んだ。 24:56 しかし僕は言った。「わたしを、お引き止めにならないでください。この旅の目的をかなえさせてくださったのは主なのですから。わたしを帰らせてください。主人のところへ参ります。」 24:57 「娘を呼んで、その口から聞いてみましょう」と彼らは言い、 24:58 リベカを呼んで、「お前はこの人と一緒に行きますか」と尋ねた。「はい、参ります」と彼女は答えた。 24:59 彼らは妹であるリベカとその乳母、アブラハムの僕とその従者たちを一緒に出立させることにし、 24:60 リベカを祝福して言った。「わたしたちの妹よ/あなたが幾千万の民となるように。あなたの子孫が敵の門を勝ち取るように。」 24:61 リベカは、侍女たちと共に立ち上がり、らくだに乗り、その人の後ろに従った。僕はリベカを連れて行った。 24:62 イサクはネゲブ地方に住んでいた。そのころ、ベエル・ラハイ・ロイから帰ったところであった。 24:63 夕方暗くなるころ、野原を散策していた。目を上げて眺めると、らくだがやって来るのが見えた。 24:64 リベカも目を上げて眺め、イサクを見た。リベカはらくだから下り、 24:65 「野原を歩いて、わたしたちを迎えに来るあの人は誰ですか」と僕に尋ねた。「あの方がわたしの主人です」と僕が答えると、リベカはベールを取り出してかぶった。 24:66 僕は、自分が成し遂げたことをすべてイサクに報告した。 24:67 イサクは、母サラの天幕に彼女を案内した。彼はリベカを迎えて妻とした。イサクは、リベカを愛して、亡くなった母に代わる慰めを得た。
【新改訳改訂第3版】 創 [ 24章 ]
24:1 アブラハムは年を重ねて、老人になっていた。【主】は、あらゆる面でアブラハムを祝福しておられた。 24:2 そのころ、アブラハムは、自分の全財産を管理している家の最年長のしもべに、こう言った。「あなたの手を私のももの下に入れてくれ。 24:3 私はあなたに、天の神、地の神である【主】にかけて誓わせる。私がいっしょに住んでいるカナン人の娘の中から、私の息子の妻をめとってはならない。 24:4 あなたは私の生まれ故郷に行き、私の息子イサクのために妻を迎えなさい。」 24:5 しもべは彼に言った。「もしかして、その女の人が、私についてこの国へ来ようとしない場合、お子を、あなたの出身地へ連れ戻さなければなりませんか。」24:6 アブラハムは彼に言った。「私の息子をあそこへ連れ帰らないように気をつけなさい。 24:7 私を、私の父の家、私の生まれ故郷から連れ出し、私に誓って、『あなたの子孫にこの地を与える』と約束して仰せられた天の神、【主】は、御使いをあなたの前に遣わされる。あなたは、あそこで私の息子のために妻を迎えなさい。 24:8 もし、その女があなたについて来ようとしないなら、あなたはこの私との誓いから解かれる。ただし、私の息子をあそこへ連れ帰ってはならない。」 24:9 それでしもべは、その手を主人であるアブラハムのももの下に入れ、このことについて彼に誓った。 24:10 しもべは主人のらくだの中から十頭のらくだを取り、そして出かけた。また主人のあらゆる貴重な品々を持って行った。彼は立ってアラム・ナハライムのナホルの町へ行った。 24:11 彼は夕暮れ時、女たちが水を汲みに出て来るころ、町の外の井戸のところに、らくだを伏させた。
24:12 そうして言った。「私の主人アブラハムの神、【主】よ。きょう、私のためにどうか取り計らってください。私の主人アブラハムに恵みを施してください。 24:13 ご覧ください。私は泉のほとりに立っています。この町の人々の娘たちが、水を汲みに出てまいりましょう。 24:14 私が娘に『どうかあなたの水がめを傾けて私に飲ませてください』と言い、その娘が『お飲みください。私はあなたのらくだにも水を飲ませましょう』と言ったなら、その娘こそ、あなたがしもべイサクのために定めておられたのです。このことで私は、あなたが私の主人に恵みを施されたことを知ることができますように。」 24:15 こうして彼がまだ言い終わらないうちに、見よ、リベカが水がめを肩に載せて出て来た。リベカはアブラハムの兄弟ナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘であった。 24:16 この娘は非常に美しく、処女で、男が触れたことがなかった。彼女は泉に降りて行き、水がめに水を満たし、そして上がって来た。 24:17 しもべは彼女に会いに走って行き、そして言った。「どうか、あなたの水がめから、少し水を飲ませてください。」 24:18 すると彼女は、「どうぞ、お飲みください。だんなさま」と言って、すばやく、その手に水がめを取り降ろし、彼に飲ませた。 24:19 彼に水を飲ませ終わると、彼女は、「あなたのらくだのためにも、それが飲み終わるまで、水を汲んで差し上げましょう」と言った。 24:20 彼女は急いで水がめの水を水ぶねにあけ、水を汲むためにまた井戸のところまで走って行き、その全部のらくだのために水を汲んだ。 24:21 この人は、【主】が自分の旅を成功させてくださったかどうかを知ろうと、黙って彼女を見つめていた。 24:22 らくだが水を飲み終わったとき、その人は、重さ一ベカの金の飾り輪と、彼女の腕のために、重さ十シェケルの二つの金の腕輪を取り、 24:23 尋ねた。「あなたは、どなたの娘さんですか。どうか私に言ってください。あなたの父上の家には、私どもが泊めていただく場所があるでしょうか。」 24:24 彼女が答えた。「私はナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘です。」 24:25 そして言った。「私たちのところには、わらも、飼料もたくさんあります。それにまたお泊まりになる場所もあります。」 24:26 そこでその人は、ひざまずき、【主】を礼拝して、 24:27 言った。「私の主人アブラハムの神、【主】がほめたたえられますように。主は私の主人に対する恵みとまこととをお捨てにならなかった。【主】はこの私をも途中つつがなく、私の主人の兄弟の家に導かれた。」 24:28 その娘は走って行って、自分の母の家の者に、これらのことを告げた。 24:29 リベカにはひとりの兄があって、その名をラバンと言った。ラバンは外へ出て泉のところにいるその人のもとへ走って行った。 24:30 彼は鼻の飾り輪と妹の腕にある腕輪を見、また、「あの人がこう私に言われました」と言った妹リベカのことばを聞くとすぐ、その人のところに行った。すると見よ。その人は泉のほとり、らくだのそばに立っていた。 24:31 そこで彼は言った。「どうぞおいでください。【主】に祝福された方。どうして外に立っておられるのですか。私は家と、らくだのための場所を用意しております。」 24:32 それでその人は家の中に入った。らくだの荷は解かれ、らくだにはわらと飼料が与えられ、彼の足と、その従者たちの足を洗う水も与えられた。 24:33 それから、彼の前に食事が出されたが、彼は言った。「私の用向きを話すまでは食事をいただきません。」「お話しください」と言われて、 24:34 彼は言った。「私はアブラハムのしもべです。 24:35 【主】は私の主人を大いに祝福されましたので、主人は富んでおります。主は羊や牛、銀や金、男女の奴隷、らくだやろばをお与えになりました。 24:36 私の主人の妻サラは、年をとってから、ひとりの男の子を主人に産み、主人はこの子に自分の全財産を譲っておられます。 24:37 私の主人は私に誓わせて、こう申しました。『私が住んでいるこの土地のカナン人の娘を私の息子の妻にめとってはならない。 24:38 あなたは私の父の家、私の親族のところへ行って、私の息子のために妻を迎えなくてはならない。』 24:39 そこで私は主人に申しました。『もしかすると、その女の人は私について来ないかもしれません。』 24:40 すると主人は答えました。『私は主の前を歩んできた。その【主】が御使いをあなたといっしょに遣わし、あなたの旅を成功させてくださる。あなたは、私の親族、私の父の家族から、私の息子のために妻を迎えなければならない。 24:41 次のようなときは、あなたは私の誓いから解かれる。あなたが私の親族のところに行き、もしも彼らがあなたに娘を与えない場合、そのとき、あなたは私の誓いから解かれる。』24:42 きょう、私は泉のところに来て申しました。『私の主人アブラハムの神、【主】よ。私がここまで来た旅を、もしあなたが成功させてくださるのなら、 24:43 ご覧ください。私は泉のほとりに立っています。おとめが水を汲みに出て来たなら、私は、あなたの水がめから少し水を飲ませてください、と言います。24:44 その人が私に、「どうぞお飲みください。私はあなたのらくだにも水を汲んであげましょう」と言ったなら、その人こそ、【主】が私の主人の息子のために定められた妻でありますように。』 24:45 私が心の中で話し終わらないうちに、どうです、リベカさんが水がめを肩に載せて出て来て、泉のところに降りて行き、水を汲みました。それで私が『どうか水を飲ませてください』と言うと、 24:46 急いで水がめを降ろし、『お飲みください。あなたのらくだにも水を飲ませましょう』と言われたので、私は飲みました。らくだにも水を飲ませてくださいました。 24:47 私が尋ねて、『あなたはどなたの娘さんですか』と言いますと、『ミルカがナホルに産んだ子ベトエルの娘です』と答えられました。そこで私は彼女の鼻に飾り輪をつけ、彼女の腕に腕輪をはめました。 24:48 そうして私はひざまずき、【主】を礼拝し、私の主人アブラハムの神、【主】を賛美しました。主は私の主人の兄弟の娘を、主人の息子にめとるために、私を正しこに導いてくださったのです。 24:49 それで今、あなたがたが私の主人に、恵みとまこととを施してくださるのなら、私にそう言ってください。そうでなければ、そうでないと私に言ってください。それによって、私は右か左に向かうことになるでしょう。」 24:50 するとラバンとベトエルは答えて言った。「このことは【主】から出たことですから、私たちはあなたによしあしを言うことはできません。 24:51 ご覧ください。リベカはあなたの前にいます。どうか連れて行ってください。【主】が仰せられたとおり、あなたの主人のご子息の妻となりますように。」 24:52 アブラハムのしもべは、彼らのことばを聞くやいなや、地にひれ伏して【主】を礼拝した。 24:53 そうして、このしもべは、銀や金の品物や衣装を取り出してリベカに与えた。また、彼女の兄や母にも貴重な品々を贈った。 24:54 それから、このしもべと、その従者たちとは飲み食いして、そこに泊まった。朝になって、彼らが起きると、そのしもべは「私の主人のところへ帰してください」と言った。 24:55 すると彼女の兄と母は、「娘をしばらく、十日間ほど、私たちといっしょにとどめておき、それから後、行かせたいのですが」と言った。 24:56 しもべは彼らに、「私が遅れないようにしてください。【主】が私の旅を成功させてくださったのですから。私が主人のところへ行けるように私を帰らせてください」と言った。 24:57 彼らは答えた。「娘を呼び寄せて、娘の言うことを聞いてみましょう。」 24:58 それで彼らはリベカを呼び寄せて、「この人といっしょに行くか」と尋ねた。すると彼女は、「はい。まいります」と答えた。 24:59 そこで彼らは、妹リベカとそのうばを、アブラハムのしもべとその従者たちといっしょに送り出した。 24:60 彼らはリベカを祝福して言った。「われらの妹よ。あなたは幾千万にもふえるように。そして、あなたの子孫は敵の門を勝ち取るように。」 24:61 リベカとその侍女たちは立ち上がり、らくだに乗って、その人のあとについて行った。こうして、しもべはリベカを連れて出かけた。 24:62 そのとき、イサクは、ベエル・ラハイ・ロイ地方から帰って来ていた。彼はネゲブの地に住んでいたのである。24:63 イサクは夕暮れ近く、野に散歩に出かけた。彼がふと目を上げ、見ると、らくだが近づいて来た。 24:64 リベカも目を上げ、イサクを見ると、らくだから降り、 24:65 そして、しもべに尋ねた。「野を歩いてこちらのほうに、私たちを迎えに来るあの人はだれですか。」しもべは答えた。「あの方が私の主人です。」そこでリベカはベールを取って身をおおった。 24:66 しもべは自分がしてきたことを残らずイサクに告げた。 24:67 イサクは、その母サラの天幕にリベカを連れて行き、リベカをめとり、彼女は彼の妻となった。彼は彼女を愛した。イサクは、母のなきあと、慰めを得た。
【リビング・バイブル】 創 [ 24章 ]
24:1 アブラハムは神様の祝福を一身に集め、何不自由なく暮らしていましたが、もうかなりの老人になりました。 24:2 そんなある日、アブラハムは家を管理させていた最年長の召使に言いました。 24:3 「天と地を治める神様にかけて誓ってくれ。 わしの息子はカナン人の娘と結婚させてはならん。 24:4 わしの故郷に住む親類のところへ行き、嫁を見つけて来てくれないか。」 24:5 「そうおっしゃいましても、なにせ、あまりにも遠い所でございます。 ここまで嫁に来ようという娘さんが、いますかどうか……。もし見つからなかったら、どういたしましょう。 イサク様をあちらへお連れ申して、ご親類の方たちといっしょに住むようにいたしましょうか。」 24:6 「いいや、だめだ。 どんなことがあっても、それだけはできない。 24:7 天の神様から、わしはご命令を受けたのだ。 あの土地と親族から離れるようにとな。 それに、わしと子孫にこの土地を与えるというお約束もある。 そう言われる以上、神様が御使いを遣わし、どうすればよいか教えてくださるはずだ。 息子の嫁はきっと見つかる。 24:8 だが、どうしてもうまくいかない場合は……、しかたがない、その時は一人で帰って来なさい。 ただ、どんなことがあっても、息子をあそこへ連れて行くことだけはいかん。」 24:9 召使は、指示どおりにすると誓いました。 24:10 さっそく、旅行の準備にかからなければなりません。 まず、らくだを十頭選びました。贈り物には、それぞれ最上の物を幾つかより分けました。 それを全部らくだに積み終わると、一行はナホルの住むイラクへ向かったのです。 24:11 いよいよ目的地に着くという時、アブラハムの召使は、町はずれの泉のそばにらくだを座らせました。 ちょうど夕方で、女たちが水くみに来るところでした。 24:12 彼は祈りました。 「主人の信じる神様、どうぞ主人アブラハムに恵みをお与えください。 また、私がこの旅の目的を首尾よく果たせますよう、お助けください。 24:13 いま私は、この泉のかたわらで、娘たちが水をくみに来るのを待っています。 24:14 そこで、こうしていただけないでしょうか。 娘さんに水をくださいと頼むつもりですが、その時もし、『ええ、どうぞ。 らくだにも飲ませましょうね』と言ってくれたら、その娘さんこそイサク様の妻となるべき女だ、ということにしてください。 そうすれば、神様のお恵みを知ることができます。」 24:15 -16このように祈っていると、リベカという美しい娘が水がめを肩にのせ、泉のほとりへやって来ました。 そして、水がめに水をいっぱい入れました。 彼女の父親はベトエルと言い、アブラハムの兄弟ナホルと妻ミルカの息子でした。 24:17 アブラハムの召使はさっそく走り寄り、水を飲ませてくれと頼みました。 24:18 「どうぞ、どうぞ」と、彼女はすぐに水がめを下ろしましたが、彼が飲み終わるのを見はからって、 24:19 こう言いました。 「そうそう、らくだにもたっぷり飲ませてあげましょうね。」 24:20 彼女は水を水槽にあけると、また小走りでくみに行き、 24:21 らくだに飲ませるのでした。 召使は無言のまま、じっと彼女のかいがいしい仕事ぶりを見守っています。 はたして彼女が捜していた女なのかどうか、見きわめなければなりません。 24:22 そこで、らくだが水を飲み終わる頃合に、七グラムの金のイヤリングと百四十グラムの金の腕輪を二つ、彼女に与えました。 24:23 「つかぬことを伺いますが、お父様のお名前は何とおっしゃるのですか。 それに、できれば、今夜お宅に泊めていただくわけには、まいりませんでしょうか。」 24:24 「父はベトエルですの。 ナホルとミルカの息子です。 もちろん、ご遠慮はいりませんわ。 どうぞお泊まりください。 24:25 らくだのためのわらや餌も十分ありますし、お客様用のお部屋もございます。」 24:26 老召使は立ったまま頭を垂れ、その場で神様を礼拝しました。 24:27 「主人アブラハムの信じる神様、ありがとうございます。 なんというお恵みでしょう。 主人への約束を、こんなにもすばらしい方法でかなえてくださるとは。 全く、主人の親類の方にいきなり会えるとは、思ってもみませんでした。 何もかも神様のお引き合わせです。ほんとうにありがとうございます。」 24:28 一方、娘は家へ駆け戻り、家族に客のことを話しました。
24:29 -30話を聞いた兄のラバンは、イヤリングと腕輪を見ると、大急ぎで泉に駆けつけました。 老人はまだそこにいて、らくだのそばに立っています。 24:31 「ここにおいででしたか。 お話は伺いましたよ。 これも、神様の特別のおぼし召しに違いありません。 さあさあ、こんな町はずれに立っていないで、どうぞ家へおいでください。 部屋はお越しを待つばかりになっていますし、らくだを休ませる場所もあります。」 24:32 勧めに従い、老人はラバンについて行きました。 ラバンはらくだにわらと餌を与え、供の者たちにも足を洗う水を出しました。 24:33 やがて夕食の時間になりました。 いよいよ話を切り出す時です。「お食事をいただく前に、ぜひともお聞き願いたいことがあります。 どういうわけで私がここにまいったか、その用向きをお話ししなければなりません。」
「かまいませんとも、そのご用向きとやらを伺いましょう」と、ラバンが促します。 24:34 「実は、私の主人はアブラハムと申しまして、 24:35 神様に特別目をかけていただいております。 土地の人々からも大いに尊敬される立派な人です。 家畜も多く、金銀をはじめ、ばく大な財産もあります。 奴隷も大ぜいかかえ、らくだやろばもたくさんいます。 24:36 奥様は大へん年をとってからお子さんに恵まれまして、主人は全財産をこの息子さんに譲りました。 24:37 ところで、主人が申しますには、そのイサク様を土地の女と結婚させてはならない、というのでございます。 24:38 どうしてもこの遠い国まで来て、ご兄弟の家族の中から花嫁を連れ帰れと、それはもう、きびしいご命令で……。 24:39 私は万一の時を考えまして、『もしいっしょに来るという娘さんが見つからなかったらどういたしましょう』と尋ねました。 24:40 すると主人は、そんな心配はいらない、と申します。 『いや、必ず見つかる。 これまでわしは神様のおこころに背いたことはない。 大丈夫、神様が御使いを遣わして、必ずうまくいくようにしてくださる。 だから、わしの親類から嫁を見つけて来い。 24:41 必ずそうすると誓ってもらうぞ。 それでも万一、娘さんをこんな遠くにはよこせない、と断わられたら、その時はしかたがない。 そのまま帰って来てもいい』とまあ、そう申すのでございます。 24:42 そんなわけでして、きょうの午後、泉にたどり着いた時、私はこう祈りました。 『主人アブラハムの神様、もしも私が使命を無事はたせるようにお助けくださるのでしたら、どうぞこのようにしてください。 24:43 ちょうど泉のそばにおりますから、水をくみに来る娘さんに、「水を飲ませてください」と頼みましょう。 24:44 そして、もし娘さんが、「ええ、どうぞ。 らくだにも飲ませましょうね」と答えたら、その娘さんこそ、神様が若だんな様の嫁として選んだ女だ、ということにしてください。』 24:45 こうお祈りしている最中に、リベカさんがいらしたのです。 水がめを肩にのせ、泉に降りると、口までいっぱいに水をくんでいらしたので、『すみませんが、水を飲ませてください』とお願いしました。 24:46 うれしいことに、リベカさんはすぐ水がめを下ろして、飲ませてくださるじゃありませんか。 そればかりじゃありません。 『そうそう、らくだにもたっぷり飲ませましょうね』と言って、そのとおりなさったのです。 24:47 はやる気持ちをぐっと抑え、私は尋ねました。『失礼ですが、どちらのご家族で?』『ナホル家の者ですの。 父はベトエルといい、ナホルとミルカの息子ですわ』とおっしゃるのを聞いて、もうまちがいないと思いました。 それでさっそく、イヤリングと腕輪を差し上げたわけです。 24:48 そして頭を垂れ、主人アブラハムの神様のすばらしいお引き合わせに、心からお礼を申し上げました。こんなにも早く、主人のご兄弟と縁続きの娘さんにお会いできるとは、思いもよらなかったものですから……。
24:49 とまあ、こういうわけなのです。 いかがなものでしょう。 率直にお気持ちをおっしゃっていただけないでしょうか。 主人の願いをお聞き届けいただければ、願ってもないことです。 いずれにしましても、ご返事をいただかないことには、どうしようもありません。」 24:50 ラバンとベトエルは答えました。 「確かに、神様のお引き合わせに違いありませんな。 とすれば、お断わりするわけにもまいりますまい。 24:51 どうぞ娘を連れて行ってください。 神様のおぼし召しどおり、ご主人の息子さんの嫁にしてください。」 24:52 この答えを聞くと、アブラハムの召使はひざまずいて神様を礼拝しました。 24:53 それから、純金や純銀の台にはめ込んだ宝石や美しい衣装を取り出して、リベカに与え、母親と兄にも、たくさんのすばらしい贈り物をしたのです。 24:54 やっと一段落ついたところで夕食をとり、その晩、老召使は供の者たちといっしょに泊まりました。 そして明くる朝はやく、彼は言いました。 「どうもお世話になりました。そうゆっくりもできませんので、主人のところへ帰らせていただきたいのですが。」 24:55 「それはまた急なお話で……。 せめて十日かそこらはよろしいではありませんか。 リベカもいろいろ準備があることですし。 これから先、もう会えないかもしれません。 ゆっくり名残を惜しんでからにしていただくわけには、まいりますまいか。」 母親と兄は、なんとか引き止めようというのです。 24:56 しかし召使は承知しません。 「おことばを返すようですが、やはり帰らせてください。 神様のおかげで用向きも無事はたせたことですし、一刻も早く主人に報告したいのです。」 24:57 「そうおっしゃられると、無理も言えませんが……。 ではこうしたらどうでしょう。 あの子を呼んで本人の気持ちを直接聞きましょう。」 24:58 二人はリベカを呼び、尋ねました。 「どうだね、今すぐこの方といっしょに行くかね。 それとも?」 「はい、まいります。」 24:59 本人が承知した以上、断わる理由もありません。 小さい時からの乳母をつけて送り出すことにしました。 24:60 別れる時、彼らはリベカを祝福しました。 「妹よ、 数えきれぬほど多くの国民の 母となるように。 おまえの子孫が すべての敵に打ち勝つように。」 24:61 こうしてリベカと小間使いの少女たちは、らくだに乗り、老召使といっしょに出発しました。 24:62 一方、この時イサクはネゲブに住んでいましたが、ちょうどベエル・ラハイ・ロイから帰って来たところでした。 24:63 夕暮れ、野原を散歩しながら物思いにふけっていた時です。 ふと目を上げると、らくだの一行が来るのが見えます。 24:64 リベカも彼に気づき、すぐにらくだから降りました。 24:65 「あそこにいらっしゃる方はどなたですの? 私たちを迎えにいらしたのかしら。」 「おお、あれは若だんな様でございますよ。」 そう言われて、彼女はあわててベールをかけました。 24:66 老召使はイサクに一部始終を話しました。 24:67 イサクはリベカを、母親が使っていたテントに連れて来ました。こうして二人は結婚し、イサクは妻を心から愛しました。 母親を亡くした悲しみも、妻を得たことで大いに慰められたのでした。
注解   (聖書の達人2008聖書注解)
23章での墓地の購入は,信仰上,約束の土地の手付けに類した意味を持つが,イサクの嫁取りは子孫の祝福と繁栄になくてはならない営みであった.その記述が不思議なほど長く詳細にわたっているのは,事の重要性とドラマ性の故であろう 〈年を重ねて,老人になっていた〉(1).イサクがリベカを妻にめとったのは40歳の時であったので(25:20),アブラハムは140歳になっていた 〈全財産を管理している家の最年長のしもべ〉(2).エリエゼル(15:2)と同一人物かもしれない.とすると,なぜ名前が伏せられているのか.ここはアブラハムからイサクへと記述の焦点が移ろうとしている箇所なので余分な名称は避けていると考えられる.21:8‐21でイシュマエルの名が伏せられているのと同様に 〈あなたの手を私のももの下に〉(2).47:29にも見られる誓いの儀式.もともと意味を持った象徴的行為であったはずだが,その意味は不明である.「……のもも(または腰)から出て来る」が「……から生れる」の意になる(46:26,出1:5,士8:30)ところから,「もも(あるいは腰)」は生殖器の象徴的婉曲的表現だとの見方もあるが,生殖器が誓いの儀式に直接かかわっていたと考える必要はないだろう.どのような方法でか詳細は不明だが,単純にもも,あるいは腰の下に手を置いたと考えてよいだろう 3‐8節.カナン人の娘との結婚は信仰のつまずきとなり,神の民であることを忘れさせてしまう(申7:3‐4).カナンへののろい(9:25‐27)以後,カナン人の悪が増大しつつあったものと思われる.アラム・ナハライムにいる父の家の者であれば,アブラハムの信仰に同調出来る.しかし彼らの信仰は必ずしも正しいものではない(ヨシ24:2).イサクがそこに帰って彼らの生き方に飲み込まれてはならない.イサクは神の民の長としてカナンの地にとどまるべきである 〈生まれ故郷〉(4,7).アブラハムの父が移り住みその家が存続する場所なのか,あるいは文字通りアブラハムの出生地なのか.もし後者なら,カルデヤ人のウルはカランの地域の町ということになる(→11:28,31注解) 〈御使い〉(7).この場合は人には直接に感知出来ない形での御使い 〈らくだ〉(10).古代中近東でらくだが一般に見られるようになったのは前12世紀頃と言われるが,それ以前にも家畜として存在しなかったわけではない(K・A・キッチン『古代オリエントと旧約聖書』pp.105―6参照).24:61,31:17,34には女性の乗り物として出て来る.サーナが推測するように,前12世紀以前,長い間らくだはごく限られた上流階級の富の示威的象徴として特に女性の乗り物として使われていたのかもしれない 〈アラム・ナハライム〉(10,申23:4,士3:8,詩60篇表題,Ⅰ歴19:6).「2つの川のアラム」の意.ユーフラテス川上流の大湾曲部と支流ハーブール川に囲まれた地域を指す語 〈ナホルの町〉(10).カラン(またはハラン)(11:31,32,12:4)の近くのテル・ナフルか 〈飾り輪〉(22).鼻の飾り輪のこと(参照47).30節では,原語はただ「飾り輪」であるが,新改訳は「鼻の飾り輪」と訳出している 〈母の家〉(28).当時の家族制度について詳細はわからないが,娘は母親と同じ場所(天幕)に寝起きしていたのだろうか.雅3:4,8:2では自分の場所を「母の家」と言っているようである 34‐49節.しもべの語りの部分で,読者(聴衆)にはすでに与えられた情報の繰り返しになっている.しかし無駄ではなく,読者に臨場感を与え,物語性を高めて読者を記述に引き付ける力を持つ 〈ラバンとベトエル〉(50).父であり家長であるはずのベトエルが息子のラバンの後に置かれているのは奇異である.贈り物が贈られたのはリベカのほかに彼女の兄と母であって,父ベトエルではなかったし(53),リベカのことでしもべとの交渉に当ったのはベトエルではなく彼女の兄と母であった(55).ベトエルはすでに第一線から身を引いていたのだろうか.あるいは娘のことに関しては息子と妻に任せていたのだろうか.古代中近東の文書によると,父が娘の結婚の責任を持つのが普通であるが,兄や母が娘の結婚を取り仕切る例も決してまれではない 57‐58節.ここでは娘の意志が尊重されている.前15世紀のヌジ文書にも娘の同意により兄が彼女を嫁がせる例が見られる.当時でも色々なケースがあったのだろう 60節.22:17のアブラハムへの祝福の言葉と非常によく似た表現.特に後半は同じ言葉づかいになっている.子孫の繁栄を願う,当時よく使われた祝福の言葉であったかもしれないが,アブラハムへの祝福がイサクとリベカに引き継がれることを暗示する言葉のように思われる 〈その母サラの天幕に〉(67).リベカがサラの後を継ぐ女主人になったことを示す
【口語訳】 創29:21-30:24
29:21 ヤコブはラバンに言った、「期日が満ちたから、わたしの妻を与えて、妻の所にはいらせてください」。 29:22 そこでラバンはその所の人々をみな集めて、ふるまいを設けた。 29:23 夕暮となったとき、娘レアをヤコブのもとに連れてきたので、ヤコブは彼女の所にはいった。 29:24 ラバンはまた自分のつかえめジルパを娘レアにつかえめとして与えた。 29:25 朝になって、見ると、それはレアであったので、ヤコブはラバンに言った、「あなたはどうしてこんな事をわたしにされたのですか。わたしはラケルのために働いたのではありませんか。どうしてあなたはわたしを欺いたのですか」。 29:26 ラバンは言った、「妹を姉より先にとつがせる事はわれわれの国ではしません。 29:27 まずこの娘のために一週間を過ごしなさい。そうすればあの娘もあなたにあげよう。あなたは、そのため更に七年わたしに仕えなければならない」。 29:28 ヤコブはそのとおりにして、その一週間が終ったので、ラバンは娘ラケルをも妻として彼に与えた。 29:29 ラバンはまた自分のつかえめビルハを娘ラケルにつかえめとして与えた。 29:30 ヤコブ

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